実際に選挙が行われるとき、松庵小学校の体育館はこの地域の投票所となります。
今回は模擬選挙でありながらもすべて本物を使用し、本番さながらの体験をさせていただきました。
今回は「松庵区長選挙」を想定し、6年生は候補者のマニュフェストをしっかり読んで誰に投票するかをあらかじめ決めています。
そして事前に配付された「選挙のお知らせ」を持って体育館に来ました。
まずは選管の方々の説明を聞き、投票と投票を管理する側の体験をしました。
投票を管理する管理者、立会人、一番最初に投票する人で投票箱が空であることを確認し、投票開始です。
投票用紙はプラスチックが混ざった紙を使用しており、とても丈夫でちょっとやそっとでは破れないようにできています。
そして二つに折って投票箱に入れても、自然に開くので開票がスムーズになる、という特徴があります。
実際の選挙では、投票したら終了となりますが、今回は開票作業についても体験しました。
投票が終わったら、投票箱に鍵をかけて開票所に運びます。開票所で開錠し、中身を出して人別に分類をします。
そしてそれぞれの数を1分間に500票数えられる計測器でかぞえます。
開票結果を管理者が報告し、区長が決定したら終了です。
3年前に行われた区議会議員選挙では、区議48名が選ばれました。48番目の当選者と49番目の落選者の投票差はわずか7票だったそうです。
香川県ではゲームを1日1時間しかしてはいけないという条例が可決された事例もあり、自分の1票で政策の行方や税金の使い道なども変わってくるのだということです。
6月、7月と選挙が続きます。18歳未満でも投票所に一緒に入ることができるそうなので、お家の人と一緒に、本物の選挙を間近で見てみるのもよいかもしれませんね。
選挙前のお忙しい中、ご協力いただいた選管の皆さま、ありがとうございました。
(by箱)