5年生は総合学習「誰もが暮らしやすい町づくり」の一環で、1学期は高齢者福祉について学んできました。
1つ目は高齢者体験キッドを身につけて、年齢とともに変化する関節可動域や視野の狭まりなどを体験し、2つ目は認知症サポーター養成講座を受講しました。
そして今年度は5年生担任の先生からの強い希望により、高齢者施設を訪問することになりました。
お世話になったのは同じ町内にある「アライブ杉並松庵」です。

感染症対策としてマスクを着用し、まずは手をしっかり洗ってから、施設の中を案内していただきました。
その後、子どもたちはグループになって、紙芝居や折り紙、けん玉やお手玉など、ちょっと緊張しながらも利用者の方々に楽しんでいただこうと出し物をしました。

こちらの施設には認知症の方もいらっしゃるので、コミュニケーションをとるのがむずかしい場合もあります。
子どもたちは、自分の言葉がどのくらい伝わっているか、不安に感じたかもしれません。
しかし、これまで認知症サポーター養成講座などで高齢者について学んできたことを活かして、座っている利用者の方々の目線の高さに合わせて、臆することなくゆっくり大きめの声で、思いを伝えようと一生懸命に話しかけていました。
最後に歌のプレゼントをすると、利用者の方も手拍子をしたり体を揺らしたり、楽しそうにしてくださる様子が見られ、子どもたちもホッとした様子でした。

そしてお別れの時間になると、名残惜しかったのか、涙を流しながら子どもと握手をしてくださる方もいらっしゃいました。
スタッフの方々の多大なサポートもあって、とても充実した時間を過ごすことができ、子どもたちにとっては大きな学びになったと思います。
アライブ杉並松庵の皆さま、このような時世の中でも快く受け入れていただきましたことを、心より感謝いたします。
ありがとうございました。
2学期は、障がい者福祉について学んでいく予定です。
(by箱)
posted by あん子応援団 at 15:00|
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