「ランドセルは海をこえて」の筆者である写真家の内堀タケシさんをお招きし、4年生に授業をしていただきました。
この「ランドセルは海をこえて」は、4年生の国語の教科上巻に掲載されており、子どもたちはすでに履修済みです。
前日に20点以上の写真パネルを搬入してセッティングし、総合学習室は内堀タケシ写真展さながらでした。

アフガニスタンでは今も紛争や内戦が続き、深刻な食糧難にも直面したままです。
内堀さんの授業は、写真を見た子どもたちの感想から始まります。
「自分が一番気になった写真、気に入った写真、一番嫌だと思った写真でもいいよ。一つ選んで教えて。」
子どもたちは一枚一枚写真をじっくり見て、これと思った写真に自分の名前を書いた付箋を貼ります。
そして内堀さんが一人ずつ選んだ理由を聞いていきます。
サッカーをしている子どもたちの写真を選んだ子は「自分もサッカーが好きだし、サッカーをしていて楽しそう」と、
感じたままに素直に発表してくれました。
夢中になってボールを蹴って遊んでいる子どもたちの写真は、日本の子どもたちと何ら変わらない光景に見えますが、
「ボールをあげたら『ボールって弾むんだね』って言ったんだよ。この子たちはボールを知らなかったんだ。
この時初めてボールを触ったんだよ。」など、写真を撮ったときのエピソードをたくさん聞かせてくださいました。
同じくらいの子どもたちが、過酷な日常を過ごしていることを知り、自分たちにできることは何だろうと考えるきっかけにも
なったのではないでしょうか。


4年生の授業の後には、保護者や地域の方にも講演していただきました。
アフガニスタンの現状を知る方から、テレビや新聞からは得られない貴重なお話を聞ける貴重な時間となりました。
内堀様、ありがとうございました。
また、前日と終了後に、写真パネルの設営と撤収にご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。
(by箱)
posted by あん子応援団 at 17:34|
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