杉並区の選挙管理委員会の全面的なご協力のもと、実際の選挙さながらに投開票について体験的に学ぶ模擬選挙の授業を行いました。
この授業を行うに先立ち、6年生には松庵区長選挙の選挙公報が配られています。
そこにはそれぞれの候補者のマニフェストが書かれているので、しっかり読み込み候補者を選んだ上で、当日の授業に臨みました。



松庵小学校は実際の選挙の際に投票所になります。その時に使う本物の記載台や投票箱など一式をお借りし、体育館で実際の選挙同様の模擬投票所を設営していただきました。
私たちが通常経験するのは投票だけですが、投票後に行われる開票作業についても体験させていただきました。

選挙管理委員会の方々から、お話もたくさん伺いました。
投票用紙にもいろいろと秘密があり、鉛筆でも書きやすく、書き心地が良い。それだけでなく、半分に折って投票箱に入れても、すぐに開くようになってるので、開票作業がスムーズになる。そしてちょっとやそっとでは破れない特殊な紙を採用しているのだそうです。
また、投票所に1番乗りして最初に投票する人は、立会人と一緒に投票箱が空であることを確認し鍵を閉める、という大事な役割があるそうです。これも一つの貴重な経験になりますね。
杉並区の区長選挙の投票率はたいてい30%前後とのこと。今回の模擬選挙に当てはめると、約1クラス弱の人しか投票に来ていないことになります。
少ない人数の意志だけで区全体の長を決めてしまっていいのでしょうか……選挙の大切さを考えるよい機会になりました。

松庵小学校で模擬選挙の授業が初めて行われたのは、2018年の2月のことでした。あれから6年が経ちその時の彼らは全員18歳成人を迎えました。
そして今年の7月には東京都知事選挙が行われます。まだ近隣に在住であれば、変わらない体育館や校舎を懐かしみながら、ぜひ投票に来てほしいです。
(by箱)
posted by あん子応援団 at 16:00|
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