SDG'sを学ぶ4年生のところに、
写真家の内堀タケシさんが来てくださいました。

使用済みランドセルをアフガニスタンに送る活動に同行し、
写真を撮っておられます。
去年まで国語の教科書に掲載された、
「ランドセルは海をこえて」の筆者です。
迫力のある写真に囲まれて、
2024年の2024年前はどういう日ですか?
という問いかけからスタート。
ケーキを食べる日、プレゼントをもらう日、
誰かの誕生日・・・
などと無邪気に答える子どもたちは、
キリスト教暦で2024年なのだと聞いても、
ぴんとこない様子です。
「イスラム教では1445年なんだよ」
と言われてもきつねにつままれたような顔をしていました。

自分があたりまえだと思っていること、
世界がすべて自分中心に動いている、
まずそこが違うのだと、
世界の多様性を語るところから子どもたちは内堀ワールドに引き込まれていきました。


後半は気になった写真に付箋をはり、
そのわけを発表します。
好きでも嫌いでも、
どう感じたのかを話します。
それに対して内堀さんが説明をしたり、会話をしながら、
子どもたちの考えを深めていきました。


最後は自分が目にした世界の貧困の現実について語ってくださり、
いたく感銘をうけた様子でした。
その日給食の残菜は殆どなかったそうです。
子どもたちの感想は・・・
「今の世界の事実を(いつか自分で)本に表したい」
「あたり前が当たり前でないことを知った」
「フードロスはロスではないという言葉が印象に残った」
「女性が家族以外の男の人に肌を見せては行けないというのはおかしいと思う」
「どういう思いで写真を撮っているのかがわかった」
授業を受ける前のあなたと、今のあなたは少し違ったんじゃない?
そんな思いをいだきます。
(by花)
花さんのSpecial thanks
総合学習室を写真展の会場にするため、
搬入搬出に10人を超える地域ボランティアがお手伝いをしてくださいました。
こういう裏方の仕事なしには、
意義ある授業はなりたちません。
校外学習の付添いもしかり。
松庵小の子どもたちは幸せです!
posted by あん子応援団 at 08:00|
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