今年も地域安全マップを作成するため、まずはインストラクターの中尾清香先生から、地域安全マップとは何かについて学びました。
不審者を外見から見極めることは不可能ですが、不審者が好む危険な場所を特定することは可能です。
不審者の好む場所がわかれば、そこには近づかない、1人で行かない、注意深く通る等の対策ができます。
地域の地図に、不審者の好む危険な場所を書き込んでいくのが、この地域安全マップ作りです。
キーワードは「入りやすくて、見えにくい」不審者の好む入りやすい場所とは、簡単に子どもに近づける場所を指します。見えにくい場所とは、人の目がない場所や見て見ぬふりをされやすい場所を指します。
例えば、ガードレールのない道は、車で簡単に子どもに近づくことができるし、ゴミが散乱しているような公園は見て見ぬふりをする人が多いと考えられ、
不審者が好む危険な場所と言えます。
中尾先生の授業では、絵やクイズなどを取り入れて、わかりやすく楽しみながら危険な場所や安全な場所を理解させてくれました。
この授業をふまえ、11月の頭に、フィールドワークを行いました。
主に自分の住んでいる地区をグループごとに担当し、地図を持って、写真を撮りながら回りました。

「塀が高くて、家の人からこの道は見えないね。だから危険だね」
「この公園は周りにたくさん家があって、窓がこちらを向いているから安全だね」
中尾先生に教わったキーワードに沿ってきけんな場所や安全な場所を確認していました。


子どもたちと一緒に地域を回りましたが、この地域は比較的危険な場所は少ないかなと思いました。
壁の落書きなども年々減っている気がしましたし、公園や通りもきれいでしっかり管理されていると感じました。

危険な場所を探すよりも、安全な場所=ピーポくんの家や犯罪抑止のシールや札を掲げた家、防犯カメラ等を探す方が容易でした。

また、フィールドワークをするにあたっては、たくさんの保護者と地域の方々に付き添いをして安全の見守りをしていただきました。
3学期にはまた中尾先生をお招きして、保護者の方々にも子どもたちの作ったマップの成果を見てもらいます。
地域で子どもたちを守っていくためにも、たくさんの人に知っていただきたい授業だと思っています。
(by箱)
posted by あん子応援団 at 14:30|
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