12月の講談に続き1月は能と狂言の授業を受けました。
毎年いらしていただいている能楽師永島充様他、
観世九皐会3人の講師の先生による、
「事前授業」がおこなわれました。
歴史や概要などの説明を受けた後
「身体の構え」「足の運び」を体験します。
能「土蜘蛛」の謡も教えていただいたり、
自分で作成した紙の刀を使って、
蜘蛛の糸をきることにも挑戦したりと、
4年生にはぴったりな授業となりました。
翌週は九皐会の22名にお越しいただき、
朝から舞台が作られ、公演がおこなわれました。
狂言「柿山伏」は児童にも分かりやすく、
通る声や所作の面白さに夢中に。
その後の体験では「柿山伏」を題材に全員が参加しました。
笛、小鼓、大鼓など、どれも珍しい楽器の説明があり、
「打音と掛け声が掛け合わされた」伝統的な文化にふれたのは、
貴重な体験でした。
最後にご披露いただいた能「土蜘蛛」は圧巻です。
子どもたちの感想を読むと、
この単元の意図がきちんと腑に落ちていることがわかりました。
「日本に代々うけつがれた伝とうの、
プロならでは迫力が伝えりました」
素晴らしいご公演をいただき、心より感謝申し上げます。
(by花)