今回のユニバーサルデザインの授業では、高齢の方や障がいをお持ちの方だけではなく、私たちにとっても安心安全で使いやすいもの、誰にとってもわかりやすいものについて学びました。
教えてくださったのは井上尚子先生です。
字が読めない子どもや外国人にもわかるピクトグラムは、駅や公共施設でよく見かけるようになりましたし、お菓子や醤油などの袋の開け口が、どこからでも開けやすいようにマジックカットになっているものも増えました。障がいのあるなし、年齢、性別、国籍に関係なく、誰にとってもやさしいもの、それがユニバーサルデザインです。
私たちの身近なところに、ユニバーサルデザインがたくさん採用されていることがわかりました。
また、ユニバーサルデザインは時代と共に進化しています。水道の蛇口をひねるには、それなりに力がいりますが、今はセンサーで蛇口に触ることなく水を出すことができるし、部屋の照明は「アレクサ、電気を消して」と言えばスイッチに触ることもなく消すことができるようになりました。
世の中の多様化が進むにつれ、ユニバーサルデザインはますます進化し続けるのではないでしょうか。
授業の後半では、レストランの絵を見ながら、どこがユニバーサルデザインで、誰にとって使いやすくなっているかを考えるグループワークをしました。
車いすの方が使うスロープは、ベビーカーにも便利だし、レジの金額表示は、耳の聞こえない人だけではなく、言葉のわからない人にもわかりやすい。
特定の人だけではなく様々な人にやさしいところをたくさん見つけることができました。
この後は「誰もが暮らしやすい町づくり」のまとめをするそうですが、町のジオラマを作りたい!という意見もでているそうで、どんなステキな町ができあがるか楽しみです。
井上先生、ありがとうございました。
(by箱)