子どもたちは事前に、高齢者の方々とどのようなことができるかを班ごとに考え、トランプや花札などのカードゲームを用意したり、
手作りのすごろく、机上でできるボーリング、逆黒ひげ危機一髪などを時間をかけて作ったりして準備していました。
当日、ホームに着くと玄関ではセラピー犬のエル君と施設長さんが出迎えてくださり、まずは施設の中を見学させていただきました。
現在、約60名の方々が暮らしており、認知症の方や寝たきりの方もいらっしゃるそうです。寝た状態のまま入ることができる特別な浴室があり、
子どもたちは興味津々で見ていました。
ダイニングルームに移動すると、すでにたくさんの方々が5年生の訪問を待ていてくださいました。
最初は緊張気味だった子どもたちですが、しっかり大きな声で自己紹介をして、それぞれが準備してきたもので親交を深めました。
途中、「何年生なの?」と同じ方から何度か聞かれている子がいました。認知症サポーター養成講座で習った通り、やさしく「5年生です」と根気強く繰り返し答えていました。また、声がよく聞こえないと耳に手を当てて聞き返された子は、近くへ行って膝をつき、耳のそばでゆっくり丁寧にお話をしていました。
相手の立場を思いやり、対応している姿があちこちで見られ、とても頼もしかったです。
あっという間に30分が経ち、帰校の時間になりました。みんなでお礼を言うと、「また来てね」「楽しかったよ」「うれしくて涙が出たわ」とおっしゃってくださり、名残惜しくも握手をしてその場を後にしました。とてもすてきな時間を過ごさせていただきました。
ニチイホーム杉並松庵の皆さま、ありがとうございました。
(by箱)