2025年12月03日

◆ 5年生 車いすユーザーのお話

車いすでの西荻窪駅往復体験から3週間後、今度は車いすで生活している大野泰平さんからお話を伺う機会を設けました。
大野さんは生まれたときから手足に麻痺があり、中学生の時に痛みを取る手術をして以降、車いすでの生活がはじまったそうです。

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それまでは身体のことや困っていることについて、周りの人に自ら話したことはなかったそうです。
中学生になり、自分のことを話す機会があり、友達がどう反応するかドキドキしながらも話してみたら、「大野くんがそんなにがんばってることを知らなかった」「もっと早く知っていたら、僕にも何かできることがあったかも」など、大野さんの心配をよそに、とてもうれしい反応が返ってきたそうです。それ以来、大野さんはご自分のことを積極的に話し、できないことをできないままにせず、できるようにするためにはどうしたらよいかを友達と一緒に考え、解決策を見つけるようになったのだそうです。

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大野さんは1人暮らしを始めるときに、気に入った部屋が見つかったけれど、その部屋には段差があったそうなのです。そこで学生時代のご友人たちに相談すると、何人かでスロープを作ってくれたそうで、今でもとても重宝しているとのことでした。
車いすだからできない。ではなく、どうしたら実現できるだろうかと前向きに考える大野さん。障がいのあるなしに関係なく、人としてとても大事な考えを持っていらっしゃるなと感じました。

子どもたちからもたくさんの質問が出ました。今年の5年生は大野さんが自ら車を運転されるということに興味津々で、手だけで運転する仕様の車についてや今まで車でどこに行ったか、自分たちもその車を運転することは可能かなど聞いていました。それ以外にも聞きたいことがいっぱいで、時間になるまで手が挙がり続けていました。
大野さんにお会いすると、子どもたちの障がいのある方に対するイメージが変わるように思います。
とてもポジティブでユニークで、短い時間の中で「誰もが暮らしやすい町づくり」のヒントをたくさんもらいました。
大野さん、ありがとうございました。

(by箱)
posted by あん子応援団 at 12:00| 事務局からのお知らせ