11月15日から26日「東京2025デフリンピック」が開催されます。
デフリンピックとは、きこえない・きこえにくいアスリートの国際スポーツ大会。
実は今年で100周年。歴史に残る大会が日本で初開催されるのです。
日本代表選手のお二人が、5年生に向けて特別授業をしてくださいました。
陸上競技走り幅跳びの上森日南子選手と800mの長内智選手です。
題して「笑顔と学びの体験プロジェクト」。

上森選手からは耳の聴こえない方の特徴についてお話を伺いました。聴こえ方(どのくらい聴こえないか)は人によって違い、後ろから話しかけられても気づかない、複数人が一度に話しかけたらわからないことがある、とのことでした。そのため、話をするときは正面に立って話したり、1対1でゆっくり口を大きく動かして話したりするとわかりやすいことなども教えていただきました。
その他、手話、筆談、ゼスチャー(ハンドサイン)、スマホのメモでやり取りをするなどのコミュニケーション方法があり、手話での挨拶や応援のしかた、拍手なども教わりました。これでデフリンピックの応援はばっちりですね!
お話の最後に上森選手は、聴こえる人と聴こえない人が一緒に生きていくには「相手に対する思いやり」「お互いに相手を受け入れること」が1番大事なことだとお話してくださいました。

長内選手からは、デフリンピックについて説明していただきました。
デフ競技の特徴として、スタート方法について教わりました。ピストルの代わりにスタートランプという機器を使用します。短距離走では足元に機器を置き、位置について、用意、スタートを3色で合図し、中長距離走ではスタート位置から少し前方に縦型の機器が設置され、2色で合図をするそうです。
長内選手は過去の大会でメダルを取るも、その色は銀。実際に2つの銀メダルを持って来て子どもたちに近くで見せてくれました。長内選手は「銀はもういらない。金メダルが欲しい」と今後の目標として語っておられました!
また、障がいは個性であり、困ることはあるけれど、手話などで解決する方法があり、聴こえないことは可哀そうなことではないことを理解してほしいともおっしゃっていました。


後半は、スタートランプを使ったスタート方法を5年生全員が体験しました。
順番待ちの間、子どもたちは習いたての手話で友達の走りを応援したり、拍手をしたりして盛り上がります。
最後に質問もたくさんでました。

耳が聴こえなくて困ったことや大変なことについて質問する児童もいましたが、国際大会のことやトレーニングのことなど、トップアスリートとしての日常について聞きたい児童も多かったようです。
その中で印象的だったのは、走ることで大変だったことは?という質問に対し
「負ける悔しさもあるし、ケガに悩まされることもあり、それはとても辛くて大変なこと。でもその先に喜びがあることを私は知っている。だから頑張れる」という長内選手の言葉でした。努力を積み上げてきた人だからこその深い言葉だなと思いました。
上森選手、長内選手、貴重なお話をありがとうございました。
デフリンピックでのご活躍を楽しみにしています!
posted by あん子応援団 at 13:00|
事務局からのお知らせ